試作への想い

何と200万個の発注ミス。多大な損害を会社に・・・

自分ほど大きな失敗をしている営業は、長い丸山の歴史の中でもいないのではないでしょうか。世界的に有名なアウトドアアパレルメーカーから200万個の受注がありました。 本当はグレーをオーダーされたのですが、何を間違えてしまったのか、私は黒を社内に手配してしまいました。おそらく丸山100年の歴史のなかでも最大の失敗だと思います。(笑) 会社として、それを廃棄処分するわけにもいかず、自らそのお客様のところに行って、黒のホックの使い道をご検討いただけないかお願いに上がりました。 それはうちの責任ではないと掛け合っていただけないのが当たり前のところ、その担当者の方は、一生懸命にデザイナーに掛け合っていただき、何と1年半かけて200万個の黒のホックを使い切っていただいたのです。

アキバさん

その時、この担当者の方は神様に思えました。その方のお陰で今の自分がいると本当に思っています。失敗をバネにお客様との信頼関係がさらに深まったと思います。
益々、この方のお仕事を一生懸命にやりたいと思いましたし、さらに営業として頑張っていこうと思える貴重な経験でした。

丸山の良いところは、失敗も経験として認めてくれるところです。河上社長は「常にチャレンジしてどんどん失敗しなさい。」といつも社員に話しかけているぐらいですから。チャレンジしての失敗だったら誰もが認めてくれます。もちろん同じミスを何度もすれば厳しく叱られますが・・・若い時からどんどんチャレンジさせてもらえる本当にありがたい会社だと思います。

新製品のJSブランドで世界に羽ばたく。

丸山の技術の粋を集めたJSブランドという新製品が開発されました。これは、丸山の自信作で、形状・スタイル・質感・粘りのあるバネ味など、どこから見ても世界一級品です。世界にビジネスを広げていく絶好のチャンスだと思います。世界中の多くのお客様にJSブランドの魅力をお伝えし、世界中の人たちがJSブランドで輝いてほしいと思っています。絶対に成功させないといけないと思っていますし、成功できると確信しています。丸山にいると、自然とそう思えてしまいます。毎日がチャレンジの連続ですし、そう思えてしまう社風というか企業文化がこの会社にはあります。
みんなチャレンジすることが大好きなんです。